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迫りくる曹操軍を前に、呉は開戦か降伏か、意見が真っ二つに割れていた。

呉に開戦を決断を促す使命を帯びた諸葛亮は今、周瑜の家にあった。
「もしも、降伏するのであれば、いい方法があります。曹操は美女が好きなようですから、江東の美人姉妹、大喬、小喬を送れば、曹操も悪いようには致しますまい。」
「なにを申されますか。大喬は先君、策殿の奥方、小喬はかくいうこの周瑜の妻なのですよ。おのれ、曹操め・・・。」
思い通りだ。諸葛亮の目に怪しい光が帯びてきた。

周瑜はなおも悩んでいるようだ。しばしの沈黙の後、周瑜は口を開いた。
「しかし、それが呉国のためとあらば、仕方ありますまい。先君も既に亡く、私が犠牲となればよいのであらば・・・。」

諸葛亮は狼狽した。(吉川先生、話が違います・・・)
「そ、それでは困・・・いえ、愛国の精神、尊敬の意を覚えます。えーと、それでは、私も協力します。まずは私の妻を曹操に差し出します。」

かくして、諸葛亮の妻が曹操に引き渡された。ところが、曹操は諸葛亮の妻に面会するやいなや烈火のごとく怒り出し、全軍を挙げて呉に攻め入ってきた。呉は国力を挙げてこれを阻止しなければならなかった。歴史に名高い「赤壁の戦い」である。

諸葛亮は成都への帰途、周瑜によりそう小喬を見ながらぼそりとつぶやいた。
「我が目的は無事に達成された。しかし、何なのだ、このほろ苦さは・・・。」

その頃成都では・・・
「諸葛亮殿が、呉国で『苦肉の計』を成功させたらしいぜ!」
と評判になっていたらしい。

そしてその頃呉国、黄蓋邸では・・・
「 よく分からぬが、私のなすべきことが、誰かに横取りされたような気がしてならぬのだ・・・。被害妄想かな、わっはっは・・・」
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プロフィール
HN:
よしぞー
年齢:
51
性別:
男性
誕生日:
1973/02/20
職業:
平社員
趣味:
飲酒/睡眠/飲食
自己紹介:
〇マイペースじゃないと生きて行けません。

〇基本的にインドア派。

〇でも酒とうまい食い物の為ならどこでも行きます。

〇ルックス、知識、経済力、運動神経全てママンの体内に置き忘れて産まれてしまいました。

〇いわゆる低学歴低身長低収入高脂肪。低スペック。

〇非モテ人生まっしぐら。

〇でも楽なので修正する気ゼロ。

〇オンライン推奨。

〇来世でがんばろう。
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