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劉備は母に茶というものを飲ませたいと思い、莚を売りに出かけた。すると、満開の桜の木の下でおろおろしている男に出会った。

「花見の席取りを命じられたのですが、敷物を調達することができませんでした。よろしければ、その莚を譲っていただけませんか?」
「それはお困りでしょう。差し上げます。」
「お礼に、わが社の新製品をお持ち下さい。」
劉備は七星宝刀を手に入れた。

さらに歩くと、白い顔をした男に声をかけられた。
「私はこれから、ある人物を刺してこなければならぬ。その刀をくれないか?」
「それは物騒な。しかし、これは私が持っていても仕方がありませんので、お譲りしましょう。」
「それでは、お礼にこの馬をあげよう。」
劉備は赤兎馬を手に入れた。

さらに歩くと、巨躯の男から声を掛けられた。
「お・・・俺には・・・乗れる馬がない・・・。その・・・馬をよこせ。」
「それはお困りでしょう。差し上げます。」
「お・・・俺の・・・徐州の家をやる・・・。住め・・・」
劉備は徐州の家を手に入れた。

徐州の家に住んでいると、訪れるものがあった。
「私どもは、孫家鉄道株式会社のものですが、この土地に鉄道を引くことになりました。立ち退きをお願いしたいのですが。」
「人民のためですね。喜んで立ち退きましょう。」
「代わりに、荊州に豪邸を用意しましょう。」

劉備は荊州の豪邸を手に入れた。荊州の豪邸に住んでいると、太守と名乗る男が訪れてきた。
「これは素晴らしい家ですね。譲っていただけませんか。」
「私には不相応な家です。お譲りしましょう。」
「それでは、代わりに漢中の土地をあげよう。そこで『王』を名乗れば、漢中王になれますよ。」
劉備は漢中王の座を手に入れた。

漢中に住んでいると、いつぞや会ったことのある、白い顔をした男が再び現れた。
「私は、この漢中の土地が欲しいのだ。譲ってくれ。」
「またあなたですか。結構です。お譲りしましょう。」
「それでは、代わりに、蜀の地をあげよう。皇帝にでもなってみたらどうだ。」
劉備は蜀皇帝の地位を手に入れた。

「莚織りの男が、蜀の皇帝となった。」
異例の大出世に、国中が色めきたった。
「劉備様、いまや、一国の皇帝となられた訳ですが、まず何をなさいますか?」

劉備はおっとりと答えた。
「そうだなぁ。まず、母に一杯お茶を入れてあげてくれないか。」
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プロフィール
HN:
よしぞー
年齢:
51
性別:
男性
誕生日:
1973/02/20
職業:
平社員
趣味:
飲酒/睡眠/飲食
自己紹介:
〇マイペースじゃないと生きて行けません。

〇基本的にインドア派。

〇でも酒とうまい食い物の為ならどこでも行きます。

〇ルックス、知識、経済力、運動神経全てママンの体内に置き忘れて産まれてしまいました。

〇いわゆる低学歴低身長低収入高脂肪。低スペック。

〇非モテ人生まっしぐら。

〇でも楽なので修正する気ゼロ。

〇オンライン推奨。

〇来世でがんばろう。
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