ケブは新しいオートバイを買うつもりだった。結局、お買い得な値段で出ていたのを見つけたのだが、そのオートバイはシールがはがれており、雨が降るとその場所にワセリンを塗り付けなくてはならなかった。
それはそれとして置いといて、両親に会わせるため、恋人が彼を夕食に招待してくれた。
新しいバイクに乗って彼女の家に着いてみると、彼女は家の外で待っていた。
「夕食の最中に何が起きても絶対に喋っちゃだめよ」
彼女が彼に言う。
「さっきから家で、誰が皿洗いをやるかでもめているの。私たちには関係ないことなんだけれども、とにかく食事中に、最初に喋った人が皿を洗うことになっているの」
ケブが食事の席に着いてみると、恋人に言われた通りだった。
キッチンには天井に届くぐらい皿が積み重ねてあるし、喋り出す人は誰もいなかった。
そこでケブはちょっとした悪ふざけをすることにした。恋人の手を取ると、テーブルに彼女を放り投げ、両親の前でセックスを始めたのだ。恋人は狼狽し、父親は顔を真っ赤にし、母親は何か恐ろしいものでも見ているような表情だった。
ところが終わって席に戻っても誰も何も言わなかった。
数分経ってから、今度は彼女の母親の手をつかみテーブルの上に放り投げた。
そしてさっきと同じように始めた。この出来事に、恋人は激怒し、父親は湯気が立つほど怒り、母親はいつもよりちょっと喜んでいた。それでも喋り出す者はいなかった。
再び席に着いていると、突然、雷が鳴る大きな音が聞こえた。
続いて雨も降り出した。ケブはバイクのことを思い出し、あわてて立ち上がりワセリンの瓶をつかんだ。
この様子を見ていた父親は、テーブルから後ずさりながら叫ぶ
「オーケー、もう分かった、十分だよ。俺が皿洗いをやるよ!」
| 07 | 2026/08 | 09 |
| S | M | T | W | T | F | S |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ||||||
| 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
| 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
| 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 |
| 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 |
| 30 | 31 |
〇基本的にインドア派。
〇でも酒とうまい食い物の為ならどこでも行きます。
〇ルックス、知識、経済力、運動神経全てママンの体内に置き忘れて産まれてしまいました。
〇いわゆる低学歴低身長低収入。低スペック。
〇非モテ人生まっしぐら。
〇オンライン推奨。
〇来世でがんばろう。
