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相変わらず、北海に駐屯する鍾会配下の帝釈天、元気、夏候覇と君主鍾会が波状攻撃を城陽に仕掛けてくるため、作造、司馬懿、沈瑩は防戦に大忙しだった。

 「インドカレー」
 「はい、なんでしょう大将軍」
 「極秘の会合がある。参加してくれないか」
 「…はい?」
 「鍾会の迎撃で忙しいのは重々承知の上だが、こちらも急をようするのだ」
 「わかりました」
 「りさ☆殿、軍の指揮をしばらくお願いします。蝶子殿、雅逡殿も」
 「わかりましたよo(^-^)o」

 「さて。みんな、急に集まってもらって申し訳ない。感謝する」
大将軍作造の前に並ぶ将軍や副将たち。

丁奉軍の丁奉と副将の孫異。
陸抗軍の副将孫秀。
朱然軍の朱然と副将山茱萸。
飛図軍の飛図と副将トウ賢。
インドカレー軍のインドカレー。
作造軍の副将藍跳。
司馬懿軍の司馬懿と副将雅丹。
孫和軍の副将おはる。
孫権軍の副将白虎。
朱拠軍の朱拠。
孫チン軍の副将全端。
李豊軍の李豊。

 「今から話すことはここにいる16名だから話すことだ。くれぐれも内密にしてもらいたい」
おのおの、コクリとうなずく。
 「まず、今の呉国だが…3つの派閥に分かれている。一つは、この俺。派閥、という考えはなかったんだが…そう思われている。二つ目は、大都督陸凱殿。わかっているのはとりゅふ殿や孫和殿、孫峻殿、孫チン殿、沈瑩殿がここに属する」
ざわつき始める一同。
 「そして三つ目は、丞相陸抗殿。現在、諸葛瑾殿、諸葛格殿、雅逡殿が属すことが判明している」
 「!!」
驚愕するインドカレー。
 「そして…楓緑葉も我が派だったのだが、先日…とりゅふ殿に篭絡されたことが判明した」
 「!!!」
 「それを恋仲だった鈴央殿に見せ、離間と同時に韋駄天鈴央の失脚を狙ったものと思われる」
 (…そういうことだったの…)
 「現在、鈴央殿は消息不明。彼女の存在が我々にとっての鍵だ。まず、なんとしても無事に保護したい」
 (今どこにいるの、鈴央…)
 「で、鈴央殿の捜索と緑葉殿、鈴央殿の関係修復を二人と幼馴染であるインドカレー、あなたに頼みたい」
 「…できるかどうかわかりませんが…わかりました。やってみます」
 「ありがとう。みんな、大都督や丞相の政策では呉はいずれ消滅してしまう。なんとしても食い止めなければいけない。頼むぞ」
 「御意」
 「解散だ」


 「丞相」
 「おお、蝶子か」
 「大将軍の会合は終了しましたわ」
 「どうだった?」
 「はい。雅逡が丞相の派閥であることをあえて漏らし、私への嫌疑は回避しましたわ」
 「よくやった。しっかり動いてくれ」
 「はい」

 「なるほどな」
 「大都督、どうしましょう?」
 「今はまだ動くな。時期がきたら知らせる」
 「御意に」
 「それまではうかつなマネをしてヘマするなよ、藍跳」
 「わかっております」

互いの腹の探りあいや騙しあいは熾烈を極める。
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ゆくえふめー;;
鈴央 2007/10/21 (Sun) 21:35 編集
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プロフィール
HN:
よしぞー
年齢:
51
性別:
男性
誕生日:
1973/02/20
職業:
平社員
趣味:
飲酒/睡眠/飲食
自己紹介:
〇マイペースじゃないと生きて行けません。

〇基本的にインドア派。

〇でも酒とうまい食い物の為ならどこでも行きます。

〇ルックス、知識、経済力、運動神経全てママンの体内に置き忘れて産まれてしまいました。

〇いわゆる低学歴低身長低収入高脂肪。低スペック。

〇非モテ人生まっしぐら。

〇でも楽なので修正する気ゼロ。

〇オンライン推奨。

〇来世でがんばろう。
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