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日刊よしぞーplus:原則木曜、日曜はお休みです。

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 「いくわよ!凌統!」
 「…遠慮はいらん…全力で…来い!」
 「当たり前だわ!老いたりとはいえ魏の張遼をも退けたその力、見せてもらう!」

ゆるゆると槍を中段に構える。
 「フンッ!」
気合一閃、中段から下段に変化させて凌統へ突っ込むインドカレー。
 「奥義!凌家槍術四式、龍王殺!」
下段からの突き上げと矛先を変化させた上段からの突き下ろしが龍の牙のように見えるところから名づけられた、変化技。しかし。
 「…奥義とはそれ単体では意味をなさぬ、と教えたろう!」
剣で下段の突きを受け止め、そのまま上段の突きも受け流し、あっという間にインドカレーの懐に滑り込んだ凌統。
 「しまっ…」
 「凌家剣術参式、龍旋風!」
体を中心に円形に剣を薙ぐ凌統。受身をとることもままならず、かろうじて体をひねって剣の切っ先ではなく根元でその勢いを受け止めるインドカレー。

ボキッ…

骨の折れる音が響く。

 「グ…ハゥ…」
 「…ふん、切っ先だったらお前の体は真っ二つだったな。いい判断だと褒めてやろう…」
 「ガハッ…」
インドカレーの口から血が滴り落ちる。予想以上のダメージだ。

それからお互い数合切り結ぶも、凌統は矢のダメージが、インドカレーは龍旋風のダメージが蓄積し、目に見えてスピードもパワーも落ちてきた。


そして。


 「…最後だ」
凌統が剣を上段に構える。
 「…最大奥義…武王殺…いいでしょう…お互い最後の一撃…」
インドカレーも槍を引き、八双の構えを取る。

カン沢や鈴央、それに兵士たちもこの戦いを黙って見守っている。

 「「奥義!」」

振り絞るように二人が咆哮。

 「凌家槍術四式―――武王殺!!」
 「凌家剣術四式―――武王殺!!」

剣と槍の軌道が一致する。きらめく切っ先と穂先。
刃物が高速でぶつかり合う耳障りな金属音と、続いて鈍い破壊音。


…肉を切る、音。


…骨が砕ける…音。


…静寂。











決着。



 「ここに亡骸は埋めていきましょう」
カン沢が疲れた顔でつぶやいた。
 「あたしは何も見てないぉ☆孫権様のところに帰らなくっちゃ☆」
 「…」
 「まったく、鈴央にも困ったものですな。ところで全兵士には入城後、場内の索敵と清掃を命じました。また、食料や資材関係の収集も同時に指示してあります」
 「…」
 「いつまでもここにいても仕方がありませんぞ。はやく城へ…江陵へ入りましょう」
 「…」
 「ほら、行きますよ―――インドカレー将軍」
 
凌統に勝った。
しかし、なぜかしっくりこない。
最後、剣と槍がぶつかる瞬間。わざと凌統は力を加減したように思える。
 「母上…」
仇はとった。
そうつぶやくインドカレーの目に、涙が溢れ出してとまらない。
なぜか、体の一部をなくしたような、そんな虚無感が彼女を支配していた。

カン沢の計らいで、凌統の後を正式に継承することになり、インドカレーは凌統軍を引き継ぐことになった。
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プロフィール
HN:
よしぞー
年齢:
51
性別:
男性
誕生日:
1973/02/20
職業:
平社員
趣味:
飲酒/睡眠/飲食
自己紹介:
〇マイペースじゃないと生きて行けません。

〇基本的にインドア派。

〇でも酒とうまい食い物の為ならどこでも行きます。

〇ルックス、知識、経済力、運動神経全てママンの体内に置き忘れて産まれてしまいました。

〇いわゆる低学歴低身長低収入高脂肪。低スペック。

〇非モテ人生まっしぐら。

〇でも楽なので修正する気ゼロ。

〇オンライン推奨。

〇来世でがんばろう。
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