しこたま呑んだジャックとサムは、それでも呑み足りなかったが、二人合わせて1ドルしかポケットに残っていなかった。通りを歩いていると、ホットドックの屋台を見つけたジャックが言った。
「サム、その1ドルでホットドック買ってこいよ」
「ホットドックだと? 俺ぁもっと呑みてぇんだよ」
「いいから買って来いって。俺にいいアイディアがあるんだ」
サムがジャックの言うとおりにホットドックを買って来ると、ジャックは説明した。
「いいか。俺がこのホットドックをズボンの中に仕込んでおくからよ、これから二人であそこのバーに入ってウィスキーを注文してな、出てきたらぐいっとあおっちまうんだ」
「おう、それで?」
「で、バーテンの野郎が勘定払えって言ったらよ。俺がズボンのチャックを開けてホットドックをにゅっと突き出すからさ、お前はひざまずいてホットドックをくわえるんだよ。フェラチオするみてぇにさ」
二人は店に入り、ジャックの言う通りにウィスキーを注文して飲み干した。
「お客さん、ウィスキーの勘定頼むよ」
バーテンが催促すると、ジャックはおもむろに立ち上がり、チャックを下ろしてホットドックを突きだした。
バーテンが驚いていると、サムはジャックの前にひざまずいてホットドックの先端をくわえた。
するとバーテンは顔を真っ赤にして怒鳴った。
「おい、俺の店で何てことやってんだ! 勘定はいらねぇから、とっとと出ていけ!」
まんまとタダ酒にありついた二人は、同じ方法で何軒ものバーをハシゴして、呑んではバーテンに追い出され、十分にタダ酒を堪能した。12軒目の店を追い出されたとき、サムはジャックに言った。
「おいジャック、次の店から役目を変わってくれねぇか? 何度もひざまずいてるからさ、もう膝が痛ぇんだよ」
するとジャックは言った。
「膝が痛ぇくらい何だよ。そんなの我慢しろって。俺なんてよ、3軒目の店でホットドック落としちまったんだからな」
〇基本的にインドア派。
〇でも酒とうまい食い物の為ならどこでも行きます。
〇ルックス、知識、経済力、運動神経全てママンの体内に置き忘れて産まれてしまいました。
〇いわゆる低学歴低身長低収入。低スペック。
〇非モテ人生まっしぐら。
〇オンライン推奨。
〇来世でがんばろう。
