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 「紅音との停戦協定が締結されました。力を尽くしたのですが…」
肩を落として神鳴がインドカレーに報告に来た。
 「しかたがないわ。所詮我々は新参者。古参の幕僚たちが団結してしまったら手も足もでないもの」
 「どうします?」
 「どうもこうも…すぐに京唄子との隣接地へ移動するわよ。神鳴、非鷹、準備をお願い」

 「将軍(゚Д゚)」
扉を叩く音。
 「どうしたの?りさ☆?」
 「諜報部隊が戻りましたよ(゚ω゚)」
 「わかったわ。今行く」



孫権軍兵舎。
 「鈴央」
 「あっ緑葉様☆どうされたのですか?」
 「大事な話があるんだ」
 「?」
 「…軍を出て、二人で暮らさないか?」
 「え…それって…☆」
 「結婚しよう、鈴央。俺と一緒になってくれ」
 「…緑葉様…」
 「いずれ近いうちにこの中華は紅音のものになる。我々が粛清されるのも時間の問題だ。俺は、お前だけは助けたい。…というのは建前で、俺にはお前が必要なんだ」
 「…緑葉様…」
 「なあ、鈴央。俺と一緒に暮らそう…?」



インドカレー軍。
 「お疲れ様、蝶子、雅逡、藍跳」
 「やはり紅音との内通者がいましたわ。新王朝での高官位と引き換えに吾彦君主を売ったようですの」
 「…なんてことなの…」
 「その件で、楓緑葉殿が話があるそうです」
 「緑葉兄が?雅逡、何かしら」
 「それは本人から聞いてください」
 「来てるの?」
 「はい。今藍跳と話をしています」
 「入ってもらって」
 「わかりました」

 「スマン、突然だけどインドカレー。俺は軍を抜ける」
 「…は?」
 「入れ」
 「…鈴央?」
 「俺と鈴央は結婚する。そして兵士を辞めて、西涼へ帰るつもりだ」
 「…本気なの?」
 「ああ。俺に楓野志穂の名前は重すぎた」
 「…鈴央、あなたはそれでいいの?」
 「…あたしは…緑葉様と一緒にいたい…☆」
 「…わかった。もう何も言わないわ」
 「孫権様にも、吾彦様にもすでに話は通してある。急で申し訳ない」
 「それで、いつ行くの?」
 「できれば、明日にでも」
 「そう。じゃあ、今日はみんなで盛大に呑み…」

ガシャン!
インドカレーの言葉をさえぎって大きな破壊音が響く。

 「何事!?」
 「申し訳ありません。紅音配下、池田大作の強襲部隊が…!」
 「なんですって!?停戦協定はどうなったの!?」
 「俺にはそんなの関係ねぇよ!お前らを叩きのめせればそれでいいのさ!」
 「い…池田大作!こんなところまで!?」
 「簡単だったぜ!死ね、インドカレー!」
 「お姉ちゃん、危ない!☆」
 「り…鈴央!!」
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プロフィール
HN:
よしぞー
年齢:
51
性別:
男性
誕生日:
1973/02/20
職業:
平社員
趣味:
飲酒/睡眠/飲食
自己紹介:
〇マイペースじゃないと生きて行けません。

〇基本的にインドア派。

〇でも酒とうまい食い物の為ならどこでも行きます。

〇ルックス、知識、経済力、運動神経全てママンの体内に置き忘れて産まれてしまいました。

〇いわゆる低学歴低身長低収入高脂肪。低スペック。

〇非モテ人生まっしぐら。

〇でも楽なので修正する気ゼロ。

〇オンライン推奨。

〇来世でがんばろう。
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