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 「それにしても…やはり強いな、緑葉殿もインドカレー殿も」
刀を鞘に収めながら作造。
 「いやいや、大将軍にはかないませんよ、なあインドカレー」
 「ええ、そうね」
 「褒めても何にも出ないぞ」
 「褒め損だ!」
 「…」

 「将軍」
 「なに?雅逡」
 「鈴央殿にお礼を申し上げておいてください。藍跳の相手を一人で務めてくれました」
 「藍跳の?」
 「ええ。我々二人がかりでもたちうちできなかったのですが…恐るべき強さです」
 「鈴央が?わかったわ、伝えておく」
 「よろしくお願いします。では」
 「蝶子殿、雅逡殿。そいつらを運ぶんだろ?俺も手伝うよ」
 「緑葉殿…お心遣いは感謝しますが、まずあなたは鈴央殿のところへ行かれたほうがいいのではないですか?」
 「…蝶子殿。なんで知ってる?」
 「隠していたのですか?」
 「いや、そういうわけでは…」
 「ならいいではないですか」
 「…」
蝶子と雅逡は気を失っている数名の間者を引きずってその場を去った。
 「じゃあ、俺は鈴央のところへ行って来る」
 「あ、ならわたしも…」
 「インドカレー。ちょっと話がある」
 「大将軍?」
 「さ・く・ぞ・う」
 「…作造」
 「いや、それほど長い話でもない。それに、緑葉と一緒に、って言うのは野暮ってもんじゃないのか?」
 「…それもそうね。じゃ、緑葉兄。さっきの伝言、伝えてもらえる?」
 「ああ、わかった」

 「おーい、鈴央!」
 「あっ☆緑葉様☆」
 「怪我はないか?」
 「うん、なんもだよ☆」
 「それにしても、強くなったなぁ。藍跳を子ども扱いだもんな。雅逡殿が礼を言ってたぞ」
 「そんな、あたしなんてまだまだです☆でも、緑葉様のお役に立てたんなら嬉しいです☆」
 「んー、ここで話もなんだから、場所を変えよう。後ろに乗っていいか?」
 「はい☆」
緑葉は飛天にヒラリと飛び乗り、手綱を操って屋敷を後にした。

 「…で、お話ってなんですか?だ…作造」
 「ああ。実は、大将軍の地位を返上しようかと思ってるんだ」
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無題
うひょっ(´∀`)
鈴央 2007/11/10 (Sat) 02:33 編集
無題
(-д-)じ~
タケル 2007/11/10 (Sat) 05:30 編集
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プロフィール
HN:
よしぞー
年齢:
51
性別:
男性
誕生日:
1973/02/20
職業:
平社員
趣味:
飲酒/睡眠/飲食
自己紹介:
〇マイペースじゃないと生きて行けません。

〇基本的にインドア派。

〇でも酒とうまい食い物の為ならどこでも行きます。

〇ルックス、知識、経済力、運動神経全てママンの体内に置き忘れて産まれてしまいました。

〇いわゆる低学歴低身長低収入高脂肪。低スペック。

〇非モテ人生まっしぐら。

〇でも楽なので修正する気ゼロ。

〇オンライン推奨。

〇来世でがんばろう。
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