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 「この…邪魔だ!鈴央!!」
短刀を捨て、大刀に持ち替えた藍跳が鈴央に飛び掛る。踏み込みが早く、やはり初動が見えない。
しかし。

 「えい☆」
鈴央の戟はあっさりと刀をはじき返す。彼女が大きく口笛をふくと、どこからか真っ白な馬が駆けつけてきた。
 「なっ…」
 「飛天☆おいで!」
そのまま鈴央は飛天と呼ばれた白馬に飛び乗り、馬上槍を構える。
 「手加減はなしだよ☆馬流槍術、味わいなさい☆」




一方。
ツンツクツクツク、ツクツクツ~。ホワワワ~ン
 「来たわね」
 「ああ」
 「何が来たんです?インドカレー殿、緑葉殿」
 「今お話しした【土竜】です」
 「本当だったのか…。だから帯刀?」
 「もちろん」
天井を突き破り、2人の間者が作造とインドカレーに襲い掛かる。
 「で…」
余所見をしながら作造が抜き放った刀は的確に間者の喉元を切り裂く。
 「コイツらを追っ払えばいいワケだな?」
インドカレーを襲った間者は楓緑葉の斬撃で瞬殺。
 「そうです、作造」
 「お前に作造よばわりされる筋合いはない」
 「そうですか。ホラ、インドカレー!」
後ろに立てかけておいた槍を投げ渡す。
 「ありがとう」

 「お前らを殺せば…我が主も【土竜】も安泰だ!全員かかれ!」
 「【土竜】…ね。聞きたいことはたくさんあるわ。なるべく殺さないようにね、お二方」
 「はいはい、わかったよ」
 「了解♪だいたい暗殺家業の連中に正面きって戦って負けるわけがないんだよ」
楓緑葉と作造は得物を構えなおしてインドカレーに応じた。
 「…と、一人5人ってところかしらね?」


屋外。
 「そんなバカな…この藍跳様が…手も足も出ないなんて…!?」
 「で、どうするの?おとなしく捕まる?」
 「く…くそっ!覚えてろ!」
藍跳はそのまま逃走。
 「…ベタな捨て台詞☆もう少し気の利いた言葉はないのかしら☆」
屋敷を振り返り、
 「…蝶子殿と雅逡殿はもう着いたかしら☆まあ、まかり間違ってもあの三人が負けるとは思えないけど☆」
と愛馬の頭をなでながら鈴央はつぶやいた。圧勝。



屋内。
ツンツクツクツク、ツクツクツ~。ホワワワ~ン
 「将軍!」
息を切らした蝶子と雅逡の前には、あっという間に二十人近い間者を蹴散らし、談笑する作造、楓緑葉、インドカレーの姿が目に入った。
 「あら、蝶子」
 「…申し訳ありません、将軍」
 「何が」
 「御身を危険にさらしてしまって…」
 「なに言ってんの?このくらい平気よ。それよりあなたたち、怪我はない?」
 「はい、ありませんわ。二人とも無事ですわ」
 「よかった」

 「おい、インドカレー。このノビてる連中、縛り上げたけど…」
 「ありがと緑葉兄。さて、蝶子と雅逡。尋問は任せたわよ」
 「了解ですわ。今度こそ」
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無題
(´д`)y─┛~
タケル 2007/11/08 (Thu) 15:24 編集
無題
鈴央たんつよいw
鈴央 2007/11/09 (Fri) 17:04 編集
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プロフィール
HN:
よしぞー
年齢:
51
性別:
男性
誕生日:
1973/02/20
職業:
平社員
趣味:
飲酒/睡眠/飲食
自己紹介:
〇マイペースじゃないと生きて行けません。

〇基本的にインドア派。

〇でも酒とうまい食い物の為ならどこでも行きます。

〇ルックス、知識、経済力、運動神経全てママンの体内に置き忘れて産まれてしまいました。

〇いわゆる低学歴低身長低収入高脂肪。低スペック。

〇非モテ人生まっしぐら。

〇でも楽なので修正する気ゼロ。

〇オンライン推奨。

〇来世でがんばろう。
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