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 「…そうですか…」
 「申し訳ありません、インドカレー将軍。俺が目をはなしたばっかりに…」
雅逡は申し訳なさそうに頭を掻く。
 「いいえ、大丈夫です。それにしても、藍跳殿の目的はなんなのでしょう?」
 「それはもちろん、口封じでしょう?」
 「蝶子殿、それはいくらわたしでもわかります。何故か、ということです」
 「多分…仲間だったんじゃないかなぁ☆」
 「鈴央、気がついたのね」
 「うん☆」
 「…緑葉兄。いつまで鈴央を抱えてるの?」
 「…あ!いや、別に…」
 「あたしはこのままでいいよ☆」
 「だよな」
 「…まあいいわ。でも、仮に藍跳が大都督の手の者だとしたら彼が副将についている…大将軍が危ないわ。情報も筒抜けのはずよね」
 「ええ。早急になんらかの手を打たないことには…孫権様も、我々も危ないですわね」

血煙立ち込める取調室を出て、ひとまず軍議室へ戻った蝶子、雅逡、楓緑葉、鈴央はちょうど軍議が終わって出てきたインドカレーと合流し、食堂へと席を移していた。

 「おそらく大将軍のそばには常に藍跳がいて、この話を直接するのは難しいでしょう。なんとか大将軍を一人にしないと…情報の共有も難しいですわね」
 「藍跳もおそらく我々…【空蝉】の存在に気づいているでしょう」
 「どうにかならんかな…」
額を寄せて考えている一団。だがなかなかいいアイデアが浮かばない。
 「あ」
 「どしたのお姉ちゃん☆なんかいい案うかんだ?」
 「…今更ながら…カン沢殿に感謝しなくては…ね、緑葉兄?」
 「あっ…あーっ!釣り書き!」
 「そう。そういえば大将軍との見合い話があったのを思い出したわ」
 「お見合いなら間者さえ気をつければ…二人になれますわね。悪くないですわ」
 「わたしはとりあえず、部屋に戻って釣り書きを探すわ。雅逡、大将軍に事の次第を伝えて頂戴」
 「了解」
 「蝶子は【空蝉】を使って部屋回りを徹底的に警戒してちょうだい」
 「わかりましたわ」
 「緑葉兄は…カン沢殿の代わりに立会い人をお願いしてもいい?」
 「任せろ」
 「鈴央は…当日の服を一緒に探しに行きましょう」
 「わーいっ☆」
 「じゃ、とりあえずこれで解散。みんなよろしくね?」





 「【土竜】もたいした事ないですなぁ…危うく口を割られるところでしたよ」
 「そういうな。それだけ巧みな拷問だったのだろう」
 「あの蝶子と雅逡…。ツボを心得てる。なにやらクサイですな」
 「ふむ…。調査の必要…あり、か?藍跳」
 「ええ、大都督。きっちり調べておきます」
 「うむ。それと、くれぐれも作造から目を離すなよ」
 「わかてますよ」
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タケル 2007/11/07 (Wed) 05:35 編集
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プロフィール
HN:
よしぞー
年齢:
51
性別:
男性
誕生日:
1973/02/20
職業:
平社員
趣味:
飲酒/睡眠/飲食
自己紹介:
〇マイペースじゃないと生きて行けません。

〇基本的にインドア派。

〇でも酒とうまい食い物の為ならどこでも行きます。

〇ルックス、知識、経済力、運動神経全てママンの体内に置き忘れて産まれてしまいました。

〇いわゆる低学歴低身長低収入高脂肪。低スペック。

〇非モテ人生まっしぐら。

〇でも楽なので修正する気ゼロ。

〇オンライン推奨。

〇来世でがんばろう。
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