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 「雅逡!」
 「将軍、どうされました?」
 「どうって…どういうことなの?」
 「蝶子様から聞いておられませんか?」
 「聞いてないわよ」
 「あれ…おかしいですね。ま、見たまんまですよ」
 「全然わかんない」
 「ご心配なさらず。すべて順調です」
 「だから何がよ」
 (ここでは誰に聞かれてるかわかりませんので…)
 (そうね、わかったわ。任せる)
 「心得ました」

 「蝶子様、入りますよ」
 「ええ」
尋問室。
 「ほら、さっさと入れ!」
雅逡が手を後ろ手に縛られた数名を部屋に蹴り入れる。
 「蝶子様、ちょっとコチラへ」
部屋の隅でボソボソと、2人。
 (立会いが3名つくことになりました。楓緑葉、鈴央、藍跳です)
 (わかりましたわ)
 (で、準備はできていますか?)
 (もちろん。鞭に竹棒、石の重しに竹串、火鉢。肉切り包丁、ハサミと剣。弓矢に槍、大槌、あと…)
 (もういいです。なんでそんなに嬉しそうなんですか)
 (気のせいですわ)
 (まったくもう。で、薬の方は?)
 (ぬかりありません。幻覚剤、自白剤、それから…)
 (ああはいはい、わかりました。ともかく、万端、ということですね?)
 (そうよ)
 (痛み止めと止血剤、中和剤は?)
 (忘れてましたわ)
 (…)
 (…)
 (…忘れてた、じゃなくてあえて忘れたんじゃないでしょうね?)
 (…)
 (…)

その時、扉の外で声がした。
 「もし、雅逡殿はおられますか?」
 「はい、おりますが…」
 「楓緑葉、鈴央、藍跳の3名到着しました。入室の許可を願います」
 「お待ちしておりました。どうぞ」
扉が開き、顔を出す緑葉。
 「初めてお目にかかります、それがし朱然軍の楓緑葉と申します」
 「お久しぶりー☆鈴央です☆」
 「作造軍の…藍跳だ」
 「ようこそ、お忙しいところご足労いただきまして。早速ですが、扉を閉めてください」
 「はい、閉めました☆」
 「では、早速はじめましょう。立会いをお願いします。蝶子様」
 「心得ましたわ」

一人目の男を前に出す。
舌をかまぬように口に竹筒をあてて縛り。
手は後ろ手に縛り。
足も正座をさせて縛り。
背筋に竹を入れ、うつむいたり体を曲げられないように固定する。

その上で、洗濯板のようになった石の上に正座させる。これだけでも痛い。
 「さて」
蝶子は手にした…真っ赤に熱されている…竹串を力いっぱい彼の太ももに振り下ろす。

 「グァッ」

貫通。

 「洗いざらい話さないと…痛い目を見ますわよ?」

 (もう痛い目みてるじゃん…)

雅逡、楓緑葉、鈴央、藍跳の気持ちは一緒だった。
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無題
痛い痛い(((゜д゜;)))
鈴央 2007/11/04 (Sun) 22:28 編集
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プロフィール
HN:
よしぞー
年齢:
51
性別:
男性
誕生日:
1973/02/20
職業:
平社員
趣味:
飲酒/睡眠/飲食
自己紹介:
〇マイペースじゃないと生きて行けません。

〇基本的にインドア派。

〇でも酒とうまい食い物の為ならどこでも行きます。

〇ルックス、知識、経済力、運動神経全てママンの体内に置き忘れて産まれてしまいました。

〇いわゆる低学歴低身長低収入高脂肪。低スペック。

〇非モテ人生まっしぐら。

〇でも楽なので修正する気ゼロ。

〇オンライン推奨。

〇来世でがんばろう。
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