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 「…と、いうわけです( ・Д・)」

新野における敗戦の説明を滞りなく終わらせ、周囲を見渡すりさ☆。
将軍たちと、大将軍派の人間は完全にインドカレー擁護にまわっているようだ。

 (く…りさ☆め、なかなかしたたかな…)
とりゅふは唇をかんで、言葉を押し出す。
 「わ…わかりました。北海と新野の敗戦の責については不問に伏すことにします」
 「もともとおまえにそんな権限はないんだけどな」
ボソリ、と作造。
 「なにか?」
 「いや、なんでもない。話を続けてはどうだ?」
 「…では…先ほどまで床下にいた者に関してはどう申し開きするのですか?」
 「床下?」
また周囲がざわつきだす。
 「なんのことですか?」
 「とぼけるのはおやめなさい、インドカレー将軍。なんなら…」

突如、扉が開く。
 「お待ちください」
進行役の諸葛格が怒鳴る。
 「何だ、軍議の最中だぞ!所属を名乗れ!」
 「インドカレー軍所属、雅逡です」
 「その雅逡が何の用だ!?」
 「周囲に潜んで諜報活動を行っていた間者を捕らえたのでお知らせにきたのです」
 「なんだと!」
 「コイツらです」
無造作にドサドサッと投げ出される数人の黒装束に身を包んだ男たち。
 (なっ…)
一瞬、ほんの一瞬とりゅふの顔に動揺が走る。それを雅逡は見逃さない。
 「おや?とりゅふ軍師。お知り合いですかな?」
 「ばかな。そんな連中しりませんわね」
 「そうですか。では…こいつらに直接聞くこととしましょうか。ご列席の皆様方。尋問はわたしに任せてはいただけませんか?」
 「お前が…か?」
それまで黙ってことの成り行きを見ていた孫権がはじめて口を開いた。
 「はい、孫権様。もしご不安であれば、数名立会いをお付けいただいても結構です」
 「ふむ…。よし。そちに全て任す。ただし…立会い者はわしが選ぶ。それが条件だ。いいな?」
 「是非もございません」
 「それでは…楓緑葉、鈴央、藍跳。以上3名、立会いにつくよう所属の長は指示を出せ」
 「かしこまりました」
朱然と作造が返事をする。雅逡は一礼して出て行った。
 「鈴央へはわしから伝える。…ともかく、軍議どころではなくなってしまったな…。どうする、元遜(諸葛格)?」
 「このまま続けます」
 「あいわかった」
 「しかし、今すぐでは落ち着きますまい。どうでしょう、一刻ほど時間をはさんで再開というのは」
 「よし、そうしよう」
 「では、一旦散会とします。一刻の後、また集まってくだされ」

期せずして休憩時間となる。インドカレーは雅逡を追いかけた。
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うひょーヽ(゜▽、゜)ノ
鈴央 2007/11/03 (Sat) 22:22 編集
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プロフィール
HN:
よしぞー
年齢:
51
性別:
男性
誕生日:
1973/02/20
職業:
平社員
趣味:
飲酒/睡眠/飲食
自己紹介:
〇マイペースじゃないと生きて行けません。

〇基本的にインドア派。

〇でも酒とうまい食い物の為ならどこでも行きます。

〇ルックス、知識、経済力、運動神経全てママンの体内に置き忘れて産まれてしまいました。

〇いわゆる低学歴低身長低収入高脂肪。低スペック。

〇非モテ人生まっしぐら。

〇でも楽なので修正する気ゼロ。

〇オンライン推奨。

〇来世でがんばろう。
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