日刊よしぞーplus:原則木曜、日曜はお休みです。
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「将軍」
「あ、蝶子殿」
「将軍とりさ☆殿にお話がありますの。今夜、お時間をいただけませんか?」
「…わかりました。では、夕食後、わたしの部屋で」
「わかりましたわ。では」
城陽。
北海、下ヒにおける敵勢力の脅威はとりあえず去った。
このため、夕食後の軍議で移動先を検討する予定ではあったのだが。
(まぁ、いいわ)
そう一人ごちて、新たに募兵に応じた新兵の鍛錬状況を確認するため、練兵場へと向かうインドカレーだった。
「孫権様☆」
「ん?り…鈴央!おまえ、今までいったい…」
「ちょっとそこまで☆」
「…ブッ…ワハハハハ!まあ、よいか!こうして無事に戻ってきたことだしな。孫和のこ…いや、なんでもない」
「孫和様が出奔された件ですね。聞いております☆」
「誰にだ?」
「緑葉様に☆」
「なんと!おまえ、楓緑葉に会ったのか!」
「はい、先ほど☆」
「で、なんと申していた?」
「おはるさんが語る以上のことは語れない、おはるさんに聞いてくれ、と☆」
「…そうか」
数刻前。
「そうか…お前には色々申し訳ないことをした」
「何をおっしゃいますか、緑葉様☆鈴央は、今でも緑葉様をお慕いしております☆」
「…ありがとう」
「これもお姉ちゃんと馬雲祿様のおかげですけどね☆」
「ああ。今度会ったら礼を言わないとな」
「それと☆」
「ん…?ムグ!?」
「今度から、相手はあたしだけにしてくださいね☆」
突然楓緑葉の唇を奪い、上目遣いでペロッと舌をだす鈴央。
「じゃ…じゃあ、あたし孫権様に会ってきます!」
「お…おい!」
「あたしのすべては…緑葉様のものです!」
「~~~~~!!!」
再び城陽。
「それで…話とはなんですか?蝶子殿」
「ええ。私と雅逡が属する間者集団【空蝉】のことと、他の間者集団のことですわ」
「…」
「まず、私たちは…丞相、陸抗によってこの軍団に送り込まれました。目的は…」
「大将軍派の情報収集と、情報操作ね?(σДσ)」
「ええ、そうですわ、りさ☆殿。私は…間者集団【空蝉】第13代党首の娘、蝶子」
「俺は蝶子…いや、蝶子様に仕える護衛役の…雅逡だ」
「丞相は私の父と契約を結び…【空蝉】を使って情報を操っているのですわ」
インドカレーは相槌をうってはいるものの、本当にわかっているのかどうか定かではない。
簡単に要約すると、こういうことらしい。
同じように、大都督はとりゅふを筆頭とする【土竜(モグラ)】を配下に置き、【空蝉(ウツセミ)】に対抗している。
また、この中華には他にも間者の集団がおり、有名なところでは【枝霧(エダキリ)】【影法師(カゲホウシ)】【蚯蚓(ミミズ)】【蜥蜴(トカゲ)】【蜻蛉(カゲロウ)】といったものがあるらしい。
例えば、陸遜なら【般若(ハンニャ)】、周瑜なら【木端(コッパ)】、諸葛亮なら【七星(シチセイ)】と稀代の名軍師と言われる人々には大抵この間者がつきしたがっていたという。
最も力があったのはかの魏の名政治家荀イク、名参謀荀攸に使えた【炎輪(カリン)】と言われる。
「はぁ…わたしには想像も付かない世界ですね…」
「恥ずかしながら我が【空蝉】はそれほど有名でもありませんし、大きくもありませんわ。でも、その分個人の戦闘能力は【炎輪】にもひけをとりません」
夜は更ける。
この後、インドカレーは驚愕の事実を蝶子から聞くことになる…。
「あ、蝶子殿」
「将軍とりさ☆殿にお話がありますの。今夜、お時間をいただけませんか?」
「…わかりました。では、夕食後、わたしの部屋で」
「わかりましたわ。では」
城陽。
北海、下ヒにおける敵勢力の脅威はとりあえず去った。
このため、夕食後の軍議で移動先を検討する予定ではあったのだが。
(まぁ、いいわ)
そう一人ごちて、新たに募兵に応じた新兵の鍛錬状況を確認するため、練兵場へと向かうインドカレーだった。
「孫権様☆」
「ん?り…鈴央!おまえ、今までいったい…」
「ちょっとそこまで☆」
「…ブッ…ワハハハハ!まあ、よいか!こうして無事に戻ってきたことだしな。孫和のこ…いや、なんでもない」
「孫和様が出奔された件ですね。聞いております☆」
「誰にだ?」
「緑葉様に☆」
「なんと!おまえ、楓緑葉に会ったのか!」
「はい、先ほど☆」
「で、なんと申していた?」
「おはるさんが語る以上のことは語れない、おはるさんに聞いてくれ、と☆」
「…そうか」
数刻前。
「そうか…お前には色々申し訳ないことをした」
「何をおっしゃいますか、緑葉様☆鈴央は、今でも緑葉様をお慕いしております☆」
「…ありがとう」
「これもお姉ちゃんと馬雲祿様のおかげですけどね☆」
「ああ。今度会ったら礼を言わないとな」
「それと☆」
「ん…?ムグ!?」
「今度から、相手はあたしだけにしてくださいね☆」
突然楓緑葉の唇を奪い、上目遣いでペロッと舌をだす鈴央。
「じゃ…じゃあ、あたし孫権様に会ってきます!」
「お…おい!」
「あたしのすべては…緑葉様のものです!」
「~~~~~!!!」
再び城陽。
「それで…話とはなんですか?蝶子殿」
「ええ。私と雅逡が属する間者集団【空蝉】のことと、他の間者集団のことですわ」
「…」
「まず、私たちは…丞相、陸抗によってこの軍団に送り込まれました。目的は…」
「大将軍派の情報収集と、情報操作ね?(σДσ)」
「ええ、そうですわ、りさ☆殿。私は…間者集団【空蝉】第13代党首の娘、蝶子」
「俺は蝶子…いや、蝶子様に仕える護衛役の…雅逡だ」
「丞相は私の父と契約を結び…【空蝉】を使って情報を操っているのですわ」
インドカレーは相槌をうってはいるものの、本当にわかっているのかどうか定かではない。
簡単に要約すると、こういうことらしい。
同じように、大都督はとりゅふを筆頭とする【土竜(モグラ)】を配下に置き、【空蝉(ウツセミ)】に対抗している。
また、この中華には他にも間者の集団がおり、有名なところでは【枝霧(エダキリ)】【影法師(カゲホウシ)】【蚯蚓(ミミズ)】【蜥蜴(トカゲ)】【蜻蛉(カゲロウ)】といったものがあるらしい。
例えば、陸遜なら【般若(ハンニャ)】、周瑜なら【木端(コッパ)】、諸葛亮なら【七星(シチセイ)】と稀代の名軍師と言われる人々には大抵この間者がつきしたがっていたという。
最も力があったのはかの魏の名政治家荀イク、名参謀荀攸に使えた【炎輪(カリン)】と言われる。
「はぁ…わたしには想像も付かない世界ですね…」
「恥ずかしながら我が【空蝉】はそれほど有名でもありませんし、大きくもありませんわ。でも、その分個人の戦闘能力は【炎輪】にもひけをとりません」
夜は更ける。
この後、インドカレーは驚愕の事実を蝶子から聞くことになる…。
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プロフィール
HN:
よしぞー
年齢:
51
HP:
性別:
男性
誕生日:
1973/02/20
職業:
平社員
趣味:
飲酒/睡眠/飲食
自己紹介:
〇マイペースじゃないと生きて行けません。
〇基本的にインドア派。
〇でも酒とうまい食い物の為ならどこでも行きます。
〇ルックス、知識、経済力、運動神経全てママンの体内に置き忘れて産まれてしまいました。
〇いわゆる低学歴低身長低収入高脂肪。低スペック。
〇非モテ人生まっしぐら。
〇でも楽なので修正する気ゼロ。
〇オンライン推奨。
〇来世でがんばろう。
〇基本的にインドア派。
〇でも酒とうまい食い物の為ならどこでも行きます。
〇ルックス、知識、経済力、運動神経全てママンの体内に置き忘れて産まれてしまいました。
〇いわゆる低学歴低身長低収入高脂肪。低スペック。
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〇でも楽なので修正する気ゼロ。
〇オンライン推奨。
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