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 「緑葉様~?」
扉を開けて鈴央が入ってくる。そして、彼女の目に飛び込む光景…。
 「す…鈴央…これ…は…」
 「りょ…緑葉…様…?うそ…でしょ?」
 「ウフフ。見ればわかるでしょ?邪魔しないでよ、小娘」
 「とりゅふ様…そ…そんな…」
 「いいから、出てってくれない?」
そういってとりゅふは緑葉のあの部分へキスをする。
 「…うっ」
 「あは…あはは☆あたし…あたし…いやああぁぁああ!!」

走って部屋から逃げ出す鈴央。
 「り…!」
追いかけようと緑葉はもがくが、体が自制できない。起き上がることすら、できないのだ。
 「…!」
 「あら…かわいそうにね?」
 「キサマ…」
 「そんな強がり言っても…こっちは期待してるみたいよ?」
また、指で弾き始める。
 「…うっ…うぁ…」
 「でも、もう目的も達したし、あなたに用はないわ。さよなら、緑葉。せいぜい弁解するのね」

そう言ってとりゅふは立ち上がって着衣の乱れを整え、部屋から出て行った。

 (…くっ…俺と鈴央を仲たがいさせて…何が目的なんだ…)
未だ動かぬ体を恨めしく思いながら、さてどうやって鈴央を説得するかを考え始める緑葉だった。



 「大都督」
 「おう、とりゅふ。早かったな?」
 「ええ、思いのほか楓緑葉はウブでしたので」
 「ハハハ、お前にかかって落ちぬ男などおらんだろう」
 「あら、大都督は落ちませんでしたけど?」
 「ワシは歳なだけだ。それで、首尾は」
 「上々ですわ。離間の計はほぼ成功でしょう」
 「そうか、よくやった。これで大将軍の派閥も分裂してくれるといいのだがな」
 「そうですね」


 「お姉ちゃんーっ☆」
 「あれ、どうしたの鈴央?こんなところに」
城陽の室内でりさ☆と今後の計画について話し合っていたインドカレーのところに、鈴央が飛び込んできた。
 「緑葉様がっ!緑葉様がぁ!!」
大粒の涙をボロボロと流し、インドカレーにすがりつく。
 「どっ…どうしたの!緑葉兄に何かあったの!?」
 「違うの!そうじゃなくて…うわあぁぁぁあああん!」
 「ちょっと、落ち着いて!泣いてちゃわからないでしょ?りさ☆殿、ごめんなさい、お茶を淹れてもらえますか?」
 「いいわよ( ^-^)b」

しばらくして。
りさ☆から手渡されたお茶を飲み、少しはおちついたのか鈴央はポツリポツリと話を始めた。
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無題
うわぁんY(>_<、)Y
鈴央 2007/10/18 (Thu) 21:42 編集
無題
うわああぁぁあん。( ̄○ ̄;)って俺もうわああぁぁあん…
楓緑葉 2007/10/19 (Fri) 18:45 編集
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プロフィール
HN:
よしぞー
年齢:
51
性別:
男性
誕生日:
1973/02/20
職業:
平社員
趣味:
飲酒/睡眠/飲食
自己紹介:
〇マイペースじゃないと生きて行けません。

〇基本的にインドア派。

〇でも酒とうまい食い物の為ならどこでも行きます。

〇ルックス、知識、経済力、運動神経全てママンの体内に置き忘れて産まれてしまいました。

〇いわゆる低学歴低身長低収入高脂肪。低スペック。

〇非モテ人生まっしぐら。

〇でも楽なので修正する気ゼロ。

〇オンライン推奨。

〇来世でがんばろう。
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