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 「諸葛誕配下、カン丘倹により…寿春陥落!」
作造の指令により下ヒへ移動を開始した直後。
ついさっきまで滞在していた寿春が落ちた、という連絡を受ける。

 「な…なんですって!?」
 「将軍、寿春において敗走した友軍がこちらに近づいてきております。どうやら下ヒへ向かうようです」
 「ご苦労様でした。りさ☆殿、友軍を待ちましょう。必要ならばしんがりを勤めます」
 「了解デス( *≧ω≦)b」
行軍中の兵士に指示をとばすりさ☆。
 「雅逡殿、10人ずつ5部隊を編成、前方と左右の哨戒についてください」
 「承った」
 「蝶子殿は物資補給部隊を最前部へ動かし、物資の警護を。100人2部隊編成で」
 「わかりましたわ」

しばらくすると、沈瑩、陸抗、朱拠、李豊の軍が続々と退却してきた。

 (丞相…)
蝶子は陸抗を見つけると、一瞬チラリとそちらを気にしたが、無事そうだったので安堵し、自分の仕事に戻った。

 「インドカレー将軍」
 「なんでしょうか、丞相」
 「我々を待っていてくれたのか?」
 「はい、行軍中に寿春陥落の報を受けましたので」
 「それはありがたい。陣を組んでいるようだが、ここで夜をすごされるつもりか?」
 「はい。この先は大河に阻まれ、夜の行軍は危険です。平野部も多いので、隠れるにはここが最上と判断しました」
 「そうか。それでは我々も一休みしよう。全軍、ここで休養だ」

江陵。
 「…誰だ?」
 今しがた、将軍孫和、おはる、倭桂らとの軍議を終え、自室に戻った楓緑葉。
扉を開けた瞬間に部屋の中に誰かが潜んでいることに気がつき、身構える。

 「…」
 「鈴央…ではないな。誰だ?」
 「ふふふ…気がつくとはね。流石は楓野志穂の息子、楓緑葉だわ」
 「母上を知っているとは…何者だ!?」
 「そんなに構えないでくださらない…?」
闇の中から姿を現したのは…
 「と…とりゅふ殿…なぜ…いや、それよりもその格好は…」
顔を確認したはいいが、直視できずに目をそらす緑葉。
 「ふふふ…少しお話があるの…。聞いてくださらない?」
薄い絹衣を一枚はおっただけのとりゅふは…まさに妖艶。
月の光に照らされて体のラインがはっきりと見て取れる。そのシルエットは幻覚とも思えるほど、美しかった。
見上げる視線は切なく、淡く光る唇は艶やかだ。
かすかに荒いその吐息も…緑葉を惑わせた。
 「…それより、何か着るものを…」
 「いいから…時間がないの…お願い?」
 「…!」
とりゅふを見ないように、椅子…とりゅふの隣にドッカと腰を下ろす緑葉。

淫魔の宴が、始まろうとしていた。
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無題
ぎゃーー\(゜□゜)/
鈴央 2007/10/15 (Mon) 17:04 編集
Re:無題
この後どうしよう(笑)
2007/10/16 (Tue) 21:45
無題
まさか( ̄□ ̄;)!!…こっから先は14禁で♪
楓緑葉 2007/10/16 (Tue) 12:20 編集
Re:無題
がんばりましたがこの程度ですww
2007/10/16 (Tue) 21:46
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プロフィール
HN:
よしぞー
年齢:
51
性別:
男性
誕生日:
1973/02/20
職業:
平社員
趣味:
飲酒/睡眠/飲食
自己紹介:
〇マイペースじゃないと生きて行けません。

〇基本的にインドア派。

〇でも酒とうまい食い物の為ならどこでも行きます。

〇ルックス、知識、経済力、運動神経全てママンの体内に置き忘れて産まれてしまいました。

〇いわゆる低学歴低身長低収入高脂肪。低スペック。

〇非モテ人生まっしぐら。

〇でも楽なので修正する気ゼロ。

〇オンライン推奨。

〇来世でがんばろう。
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