日刊よしぞーplus:原則木曜、日曜はお休みです。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
「諸葛誕配下、カン丘倹により…寿春陥落!」
作造の指令により下ヒへ移動を開始した直後。
ついさっきまで滞在していた寿春が落ちた、という連絡を受ける。
「な…なんですって!?」
「将軍、寿春において敗走した友軍がこちらに近づいてきております。どうやら下ヒへ向かうようです」
「ご苦労様でした。りさ☆殿、友軍を待ちましょう。必要ならばしんがりを勤めます」
「了解デス( *≧ω≦)b」
行軍中の兵士に指示をとばすりさ☆。
「雅逡殿、10人ずつ5部隊を編成、前方と左右の哨戒についてください」
「承った」
「蝶子殿は物資補給部隊を最前部へ動かし、物資の警護を。100人2部隊編成で」
「わかりましたわ」
しばらくすると、沈瑩、陸抗、朱拠、李豊の軍が続々と退却してきた。
(丞相…)
蝶子は陸抗を見つけると、一瞬チラリとそちらを気にしたが、無事そうだったので安堵し、自分の仕事に戻った。
「インドカレー将軍」
「なんでしょうか、丞相」
「我々を待っていてくれたのか?」
「はい、行軍中に寿春陥落の報を受けましたので」
「それはありがたい。陣を組んでいるようだが、ここで夜をすごされるつもりか?」
「はい。この先は大河に阻まれ、夜の行軍は危険です。平野部も多いので、隠れるにはここが最上と判断しました」
「そうか。それでは我々も一休みしよう。全軍、ここで休養だ」
江陵。
「…誰だ?」
今しがた、将軍孫和、おはる、倭桂らとの軍議を終え、自室に戻った楓緑葉。
扉を開けた瞬間に部屋の中に誰かが潜んでいることに気がつき、身構える。
「…」
「鈴央…ではないな。誰だ?」
「ふふふ…気がつくとはね。流石は楓野志穂の息子、楓緑葉だわ」
「母上を知っているとは…何者だ!?」
「そんなに構えないでくださらない…?」
闇の中から姿を現したのは…
「と…とりゅふ殿…なぜ…いや、それよりもその格好は…」
顔を確認したはいいが、直視できずに目をそらす緑葉。
「ふふふ…少しお話があるの…。聞いてくださらない?」
薄い絹衣を一枚はおっただけのとりゅふは…まさに妖艶。
月の光に照らされて体のラインがはっきりと見て取れる。そのシルエットは幻覚とも思えるほど、美しかった。
見上げる視線は切なく、淡く光る唇は艶やかだ。
かすかに荒いその吐息も…緑葉を惑わせた。
「…それより、何か着るものを…」
「いいから…時間がないの…お願い?」
「…!」
とりゅふを見ないように、椅子…とりゅふの隣にドッカと腰を下ろす緑葉。
淫魔の宴が、始まろうとしていた。
作造の指令により下ヒへ移動を開始した直後。
ついさっきまで滞在していた寿春が落ちた、という連絡を受ける。
「な…なんですって!?」
「将軍、寿春において敗走した友軍がこちらに近づいてきております。どうやら下ヒへ向かうようです」
「ご苦労様でした。りさ☆殿、友軍を待ちましょう。必要ならばしんがりを勤めます」
「了解デス( *≧ω≦)b」
行軍中の兵士に指示をとばすりさ☆。
「雅逡殿、10人ずつ5部隊を編成、前方と左右の哨戒についてください」
「承った」
「蝶子殿は物資補給部隊を最前部へ動かし、物資の警護を。100人2部隊編成で」
「わかりましたわ」
しばらくすると、沈瑩、陸抗、朱拠、李豊の軍が続々と退却してきた。
(丞相…)
蝶子は陸抗を見つけると、一瞬チラリとそちらを気にしたが、無事そうだったので安堵し、自分の仕事に戻った。
「インドカレー将軍」
「なんでしょうか、丞相」
「我々を待っていてくれたのか?」
「はい、行軍中に寿春陥落の報を受けましたので」
「それはありがたい。陣を組んでいるようだが、ここで夜をすごされるつもりか?」
「はい。この先は大河に阻まれ、夜の行軍は危険です。平野部も多いので、隠れるにはここが最上と判断しました」
「そうか。それでは我々も一休みしよう。全軍、ここで休養だ」
江陵。
「…誰だ?」
今しがた、将軍孫和、おはる、倭桂らとの軍議を終え、自室に戻った楓緑葉。
扉を開けた瞬間に部屋の中に誰かが潜んでいることに気がつき、身構える。
「…」
「鈴央…ではないな。誰だ?」
「ふふふ…気がつくとはね。流石は楓野志穂の息子、楓緑葉だわ」
「母上を知っているとは…何者だ!?」
「そんなに構えないでくださらない…?」
闇の中から姿を現したのは…
「と…とりゅふ殿…なぜ…いや、それよりもその格好は…」
顔を確認したはいいが、直視できずに目をそらす緑葉。
「ふふふ…少しお話があるの…。聞いてくださらない?」
薄い絹衣を一枚はおっただけのとりゅふは…まさに妖艶。
月の光に照らされて体のラインがはっきりと見て取れる。そのシルエットは幻覚とも思えるほど、美しかった。
見上げる視線は切なく、淡く光る唇は艶やかだ。
かすかに荒いその吐息も…緑葉を惑わせた。
「…それより、何か着るものを…」
「いいから…時間がないの…お願い?」
「…!」
とりゅふを見ないように、椅子…とりゅふの隣にドッカと腰を下ろす緑葉。
淫魔の宴が、始まろうとしていた。
PR
スポンサードリンク
ブログ内検索
カレンダー
01 | 2025/02 | 03 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | ||||||
2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 |
23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 |
カテゴリー
最新記事
(07/29)
(11/04)
(11/04)
(11/04)
(11/04)
プロフィール
HN:
よしぞー
年齢:
51
HP:
性別:
男性
誕生日:
1973/02/20
職業:
平社員
趣味:
飲酒/睡眠/飲食
自己紹介:
〇マイペースじゃないと生きて行けません。
〇基本的にインドア派。
〇でも酒とうまい食い物の為ならどこでも行きます。
〇ルックス、知識、経済力、運動神経全てママンの体内に置き忘れて産まれてしまいました。
〇いわゆる低学歴低身長低収入高脂肪。低スペック。
〇非モテ人生まっしぐら。
〇でも楽なので修正する気ゼロ。
〇オンライン推奨。
〇来世でがんばろう。
〇基本的にインドア派。
〇でも酒とうまい食い物の為ならどこでも行きます。
〇ルックス、知識、経済力、運動神経全てママンの体内に置き忘れて産まれてしまいました。
〇いわゆる低学歴低身長低収入高脂肪。低スペック。
〇非モテ人生まっしぐら。
〇でも楽なので修正する気ゼロ。
〇オンライン推奨。
〇来世でがんばろう。
アーカイブ
50ヶ月分を表示しています
アクセス解析