日刊よしぞーplus:原則木曜、日曜はお休みです。
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「たっ…大変ですぅ☆」
孫権と諸葛瑾が今後の策を練っているところに、伝令兵が飛び込んできた。
「なんだ!軍議中だぞ!」
「そ…それどころじゃありません☆一大事ですぅ☆☆」
「わ…わかった、落ち着け鈴央」
「はい☆」
「うむ。で、一大事とは?」
「二つあります☆ひとつは…蜀の劉備が崩御、姜維が遺志を継ぎ、漢中王の位に就きました☆」
「なんと!」
孫権も諸葛瑾も椅子を蹴って立ち上がった。
「これは…荒れますぞ、孫権様」
「ああ…劉備殿は今は敵とは言え、尚香を嫁に出し、親族も同然の関係だった。しかも、人徳派。逆に姜維は諸葛亮を師と仰ぐ軍事派だ。今は北伐に目が向いてるとはいえ、いつ何時こちらに目を向けるかわからん」
「さようですな」
「ひとまず弔問の使者を出そう。伯言(陸遜)に手配を頼まなくてはな」
「それが孫権様☆2つ目の話ですが…」
「なんだ?」
「大都督が亡くなられました☆」
「…!」
立ち上がっていた孫権は言葉もなく、崩れ落ちる。諸葛瑾も声が出せない。
「…な…なんと…いや、なぜ…」
「詳しいことはわかりません、急報ですので☆しかし、遺言は伺っています☆」
「…申せ」
「はい☆
『我が主 孫権様
道半ばにして倒れ、孫権様のお力になれずに逝くことをお許しください。
この陸遜、中華大陸を制した孫権様のお姿をもう見ることができない…そのことだけが心残りです。
しかし、私が倒れてもまだ呉には天に輝く星々のごとき勇将、知将がおります。
その者たちがきっとわが主の覇道を達してくれましょう。
まず、私の後任、大都督に甥の陸凱をお命じください。
左丞相には愚息の陸抗、右丞相に諸葛瑾殿。
そして大将軍には引き続き作造殿を。護軍都督に凌統殿、丁奉殿、朱拠殿、朱然殿、沈瑩殿をそれぞれ前、後
左、右、中に任じていただければしばらくは磐石でしょう。
なお、私が死んだことは混乱を招き、諸国に付け入る隙を与えるだけですから、役職の引継ぎが終わり、陸凱の判断を待って触れを出すようにしてください。
孫権様は天下を統べることのできる大きな器をお持ちです。
これから先の呉の成長を祈りつつ天に帰るとします』
とのことです☆」
「伯言…すべて伯言の言うとおりに計らおう。子瑜(諸葛瑾)、手配を頼む。ワシは少し横になる。鈴央、ご苦労だった」
「ありがとうございます☆で、ちょっと出かけてきていいですか?」
「ああ、かまわん」
「…呉が落ちたな」
「そうね、緑葉兄」
「長沙、桂陽、建業の攻略は成功したらしい」
「そうね、緑葉兄」
「でも、俺たちに出番はなかったなぁ」
「そうね、緑葉兄」
「聞いてるのか?」
「聞いてるわよ」
「それにしちゃうわの空だが」
「今はこの釣り書きを消化するのに忙しいのよ」
「だ…」
「緑葉様ー☆」
「…鈴央!?なんで柴桑に!」
「そりゃあ緑葉様にお会いしに来たのです☆」
「じゃなくて…孫権様は!?」
「今はお休みになられておりますぅ☆」
「…」
鈴央。やはり元馬騰陣営にいた孫朗の部下。24歳と若いながらも孫権の元で先鋒を務める知勇兼備の将であ
「美貌もでしょっ☆」
…知勇兼備、秀麗眉目の将である。
インドカレー、楓緑葉の2人とは幼馴染の関係だが、楓緑葉に大しては友情以上らしい。
逆にインドカレーにはライバル心を持っているようだ。
「あら☆いたの?インドカレー。早く部屋に帰りなさいよ☆」
「ここあたしの部屋」
「じゃあ緑葉様、部屋に帰りましょ☆」
明日、陣営を揺るがす布告が出ようとしている。
それを知りながら…鈴央はいつもと変わらぬ振る舞いを見せていた。
孫権と諸葛瑾が今後の策を練っているところに、伝令兵が飛び込んできた。
「なんだ!軍議中だぞ!」
「そ…それどころじゃありません☆一大事ですぅ☆☆」
「わ…わかった、落ち着け鈴央」
「はい☆」
「うむ。で、一大事とは?」
「二つあります☆ひとつは…蜀の劉備が崩御、姜維が遺志を継ぎ、漢中王の位に就きました☆」
「なんと!」
孫権も諸葛瑾も椅子を蹴って立ち上がった。
「これは…荒れますぞ、孫権様」
「ああ…劉備殿は今は敵とは言え、尚香を嫁に出し、親族も同然の関係だった。しかも、人徳派。逆に姜維は諸葛亮を師と仰ぐ軍事派だ。今は北伐に目が向いてるとはいえ、いつ何時こちらに目を向けるかわからん」
「さようですな」
「ひとまず弔問の使者を出そう。伯言(陸遜)に手配を頼まなくてはな」
「それが孫権様☆2つ目の話ですが…」
「なんだ?」
「大都督が亡くなられました☆」
「…!」
立ち上がっていた孫権は言葉もなく、崩れ落ちる。諸葛瑾も声が出せない。
「…な…なんと…いや、なぜ…」
「詳しいことはわかりません、急報ですので☆しかし、遺言は伺っています☆」
「…申せ」
「はい☆
『我が主 孫権様
道半ばにして倒れ、孫権様のお力になれずに逝くことをお許しください。
この陸遜、中華大陸を制した孫権様のお姿をもう見ることができない…そのことだけが心残りです。
しかし、私が倒れてもまだ呉には天に輝く星々のごとき勇将、知将がおります。
その者たちがきっとわが主の覇道を達してくれましょう。
まず、私の後任、大都督に甥の陸凱をお命じください。
左丞相には愚息の陸抗、右丞相に諸葛瑾殿。
そして大将軍には引き続き作造殿を。護軍都督に凌統殿、丁奉殿、朱拠殿、朱然殿、沈瑩殿をそれぞれ前、後
左、右、中に任じていただければしばらくは磐石でしょう。
なお、私が死んだことは混乱を招き、諸国に付け入る隙を与えるだけですから、役職の引継ぎが終わり、陸凱の判断を待って触れを出すようにしてください。
孫権様は天下を統べることのできる大きな器をお持ちです。
これから先の呉の成長を祈りつつ天に帰るとします』
とのことです☆」
「伯言…すべて伯言の言うとおりに計らおう。子瑜(諸葛瑾)、手配を頼む。ワシは少し横になる。鈴央、ご苦労だった」
「ありがとうございます☆で、ちょっと出かけてきていいですか?」
「ああ、かまわん」
「…呉が落ちたな」
「そうね、緑葉兄」
「長沙、桂陽、建業の攻略は成功したらしい」
「そうね、緑葉兄」
「でも、俺たちに出番はなかったなぁ」
「そうね、緑葉兄」
「聞いてるのか?」
「聞いてるわよ」
「それにしちゃうわの空だが」
「今はこの釣り書きを消化するのに忙しいのよ」
「だ…」
「緑葉様ー☆」
「…鈴央!?なんで柴桑に!」
「そりゃあ緑葉様にお会いしに来たのです☆」
「じゃなくて…孫権様は!?」
「今はお休みになられておりますぅ☆」
「…」
鈴央。やはり元馬騰陣営にいた孫朗の部下。24歳と若いながらも孫権の元で先鋒を務める知勇兼備の将であ
「美貌もでしょっ☆」
…知勇兼備、秀麗眉目の将である。
インドカレー、楓緑葉の2人とは幼馴染の関係だが、楓緑葉に大しては友情以上らしい。
逆にインドカレーにはライバル心を持っているようだ。
「あら☆いたの?インドカレー。早く部屋に帰りなさいよ☆」
「ここあたしの部屋」
「じゃあ緑葉様、部屋に帰りましょ☆」
明日、陣営を揺るがす布告が出ようとしている。
それを知りながら…鈴央はいつもと変わらぬ振る舞いを見せていた。
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プロフィール
HN:
よしぞー
年齢:
51
HP:
性別:
男性
誕生日:
1973/02/20
職業:
平社員
趣味:
飲酒/睡眠/飲食
自己紹介:
〇マイペースじゃないと生きて行けません。
〇基本的にインドア派。
〇でも酒とうまい食い物の為ならどこでも行きます。
〇ルックス、知識、経済力、運動神経全てママンの体内に置き忘れて産まれてしまいました。
〇いわゆる低学歴低身長低収入高脂肪。低スペック。
〇非モテ人生まっしぐら。
〇でも楽なので修正する気ゼロ。
〇オンライン推奨。
〇来世でがんばろう。
〇基本的にインドア派。
〇でも酒とうまい食い物の為ならどこでも行きます。
〇ルックス、知識、経済力、運動神経全てママンの体内に置き忘れて産まれてしまいました。
〇いわゆる低学歴低身長低収入高脂肪。低スペック。
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