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長安で曹操から謀反を起こした高覧に対し、攻撃をしかけることにしたインドカレー軍。
別に曹操に借りがあるとか貸しをつくろうとかそういうことではなく、ただ単に長安攻略がのちのためである、と戦略的に思えたからだ。
長安を見下ろす山の上に陣取ったインドカレーは城の防備を値踏みするように眺めながらつぶやいた。
「…どう見る?蒼欄。情報は入っているの?」
隣に並ぶ蒼欄は次々と送られてくる書簡に目を通しながら答えた。
「そうですね。密偵の情報によると…高覧軍はおよそ七千の兵をもって篭城しております。武装は弓。まあ篭城の基本ですね」
「そう…。こちらの兵力を相当上回りますね。しかし…こちらには必殺の武器があります」
「…必殺の武器?」
「気合です」
「…それは頼もしいですね」
「冗談ですよ」
「…」
沈黙する二人。おそらく初めて体験するであろう苦戦に緊張しているのかもしれない。
「ご主君ー」
「フイメイ。準備はできましたか?」
「ええ、万事整いました。いつでも出撃可能です」
「わかりました。では…いつものように指揮をとってください」
「御意」
開戦。
長安に立てこもる高覧軍の反撃は予想以上だ。
無理もない。ここで負ければ滅亡は必至だからだ。
毛腐小隊、孔融小隊、虎星☆小隊など各所で敗北。起死回生を狙った漢星の一騎討ちも敗北。
蒼欄の仕掛けた落とし穴も敵軍師に見破られる始末。
しかし。
「戦は気合だ!」
根性論のみで押し返す。
「絶対負けらんねぇ!」
「勝つぞ!」
勝利への執着はインドカレー軍のほうが強かったようだ。
なぜなら。負けたときには罰として『菊の門スパイス責め』が待っているのだ。これは負けられない。
結局、兵数や局所戦での負けなどなんのその。
長安を陥落させてしまった。
「ほら、戦は気合でしょ?」
蒼欄の得意気な顔を見て、ため息がとまらないインドカレーだった…。
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〇基本的にインドア派。
〇でも酒とうまい食い物の為ならどこでも行きます。
〇ルックス、知識、経済力、運動神経全てママンの体内に置き忘れて産まれてしまいました。
〇いわゆる低学歴低身長低収入高脂肪。低スペック。
〇非モテ人生まっしぐら。
〇でも楽なので修正する気ゼロ。
〇オンライン推奨。
〇来世でがんばろう。