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曹操軍の楽進、厳白虎がこもる、漢中。
もともとはインドカレーの領土であったのだが、2年ほど前に奪われてしまっていた。
そのまま上庸方面へと進撃してくるのかと思われたが漢中に駐留し、劉焉、高覧、インドカレーの三方面ににらみを利かせていた。

 「こちらの兵はおよそ七千、あちらは六千五百。ほぼ兵力は拮抗しております」
 「蒼欄。分析はいいから…もちろん策はあるんでしょう?」
 「はい。ちょっとした細工をしております」
 「期待していいんでしょうね?」
 「もちろん」
 「…いいでしょう。―――インドカレー軍、進軍開始!」

君主インドカレーの声で弓で武装統一した軍が進み始める。
上庸から漢中へ抜けるには山道を抜けなければいけない。
騎馬は無理としても、歩兵のほうが軽装でいいのではないか。

そう思ったのだが。

どこからの指示か、「武装は全軍弓」という伝令が。

(後でわかったことであるが、これは曹操陣営軍師鈴央からの反間の計であった)。

漢星という仕官者も加わり、ますます充実するインドカレー軍に、武装指令がどこからきたのか、などという些細なことは重要ではなかった。

 「見えました。漢中です」
 「ずいぶん久しぶりな気がする」
 「では…早速。フイメイ殿」
 「はいはい♪」
 「手はずどおりにお願いします」
 「了解♪毛腐、行くよ」
 「了解」

しばらくするとフイメイ小隊と毛腐小隊、合計二千が漢中の北部から銅鑼を打ち鳴らしながら飛び出してきた。
 「…蒼欄?大丈夫なの?」
 「まあ見ててください。それよりも…うまく策にはまったら、すぐに飛び出せるように準備しておいてくださいね」
 「わかった」

 「楽進!屈強な騎兵隊を持ってても城に篭って出てこないのか!この腰抜け!」
 「…言わせておけば…わが騎馬隊の恐ろしさ…見せてくれる」
城門を開いて、飛び出してくる楽進と厳白虎。
 「うわ、ホントに出てきた…退くぞ!」
 「待て、逃がすか!」
 「…なんちゃって♪」
 「な…うわっ!?」
大地に大穴。
スピードに乗った楽進軍と厳白虎軍は馬を止められず、瞬く間に落とし穴へと墜ちていく。

 「…」
 「どうしました?ご主君」
 「いや…この作戦…ちょっとトラウマが…」
 「とにかく、今が好機です。全軍出撃のご指示を」
 「そうですね。全軍!敵を殲滅せよ!」

結果的に、装備が弓であったことが大いに功を奏す。
落とし穴の中へ雨あられと矢を降らすだけでいいのだから。

最終的に楽進、厳白虎は全滅。インドカレーの軍は六百ほどのけが人を出すのみで完勝とあいなった。
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プロフィール
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よしぞー
年齢:
51
性別:
男性
誕生日:
1973/02/20
職業:
平社員
趣味:
飲酒/睡眠/飲食
自己紹介:
〇マイペースじゃないと生きて行けません。

〇基本的にインドア派。

〇でも酒とうまい食い物の為ならどこでも行きます。

〇ルックス、知識、経済力、運動神経全てママンの体内に置き忘れて産まれてしまいました。

〇いわゆる低学歴低身長低収入高脂肪。低スペック。

〇非モテ人生まっしぐら。

〇でも楽なので修正する気ゼロ。

〇オンライン推奨。

〇来世でがんばろう。
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