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 朱治軍と軍を分割し、将軍となったインドカレーは漢中にいた。
 「それにしても…ここは確かに攻めるに難く、守るに易い要害ですね」
 「確かに。ここに3,000程度の兵でこもれば、陥落させるのは至難の業でしょうね」
逃げ腰☆が相槌をうつ。
 「しかし…朱治殿の乱心ぶりは…どういうことでしょうか」
 「…乱心、というよりもはじめからこれを狙っていたのでしょう」
 「孔融殿…」
 「この孔融、一生の不覚。まさか朱治殿がこのような野心を持っていたとは想像もしておらなんだ。インドカレー殿には本当に申し訳ないことをしたと思っています。この通り、頭を下げます。許していただきたい」
 「それは朱治殿に仕えることに決めた時に反対しなかった我々…そして謀反を止められなかった我々全員の責任です。頭を上げてください」
 「そういってもらえるとありがたい」
 「でも…このままほうっておく訳にもいきませんね…」

 「ひとつ、手があります」
 「蒼欄。あなたは朱治殿とともに襄陽に行ったのでは?」
 「ちょっと時間をもらってきました」
 「それで、手というのは?」
 「インドカレー将軍。あなたが朱治を討つのです」
 「…!!!」
インドカレーの脳裏に凌統との死闘がフラッシュバックする。
 「蒼欄殿…それはまさか」
 「孔融殿。躊躇している場合ではありません。そう、朱治から謀反するのです」
 「わたしが…謀反?一騎討ちではなく?」
 「はい。漢中に拠る兵を率いて謀反、襄陽への電撃侵攻で朱治を滅ぼすのです」
 「謀反なんて…そんな…それでは朱治殿とやっていることは変わらないではないですか」
 「目的が違うでしょう。それとも同じなんですか?」
 「いや、そんなことは…」
 「わたしと蝿王はインドカレー将軍についていく所存です。どうか…早めのご決断を。では」

言いたいことだけ言って蒼欄は去っていった。

 「わたしが…謀反…謀反…」
それから、何日か眠れない夜が続く。
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プロフィール
HN:
よしぞー
年齢:
51
性別:
男性
誕生日:
1973/02/20
職業:
平社員
趣味:
飲酒/睡眠/飲食
自己紹介:
〇マイペースじゃないと生きて行けません。

〇基本的にインドア派。

〇でも酒とうまい食い物の為ならどこでも行きます。

〇ルックス、知識、経済力、運動神経全てママンの体内に置き忘れて産まれてしまいました。

〇いわゆる低学歴低身長低収入高脂肪。低スペック。

〇非モテ人生まっしぐら。

〇でも楽なので修正する気ゼロ。

〇オンライン推奨。

〇来世でがんばろう。
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