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 「謁見の許可をいただき…光栄でございます、呉王」
 「朱治殿。呉王、ではない。それではまるで漢王室に反旗を翻しているようではないか」
 「失礼いたしました。では、呉主、とお呼びすればよろしいですか?(チッ、細かいことにうるさいヤツだ)」
 「ああ。それならいい。で…そこにいるのが朱治殿の配下だな?」
 「はい。我が盟友孔融殿と、蒼欄、蝿王、ガルベス、逃げ腰☆、良和、魅空、インドカレーです」
 「うむ。みないい面構えだ。頼もしいな」
 「ええ。それで臣従は…」
 「もちろん歓迎する。まあ、今日はゆっくりしてくれ」
 「ありがたきお言葉。それでは…」


 「これで我が陣容も強化されましたな、呉主」
 「…そう見えるか?韓当。程普、黄蓋、祖茂…お前らはどう見る」
 「…どう、と言われましても…私には特に…」
突如話を振られた祖茂は答えにつまり、横の三人を見ながらたどたどしく話す。
 「ふん。考えるのは苦手か。黄蓋はどうだ?」
 「孔融以下、配下の将には問題ありませぬが…あの朱治とかいう男には少々違和感を感じます」
 「私もそう思います。何か企んでいそうですね」
 「さすが年の功、というところか?黄蓋。程普も同感のようだな。…俺もそう思う。要注意だ。警戒しておけ」


 (まさか…本当に孫堅が生きていたとは…。信じられないが…どういうことなのか…)
時間が戻ったのか?
インドカレーは考える。
いや、ただ単純に遡っただけならば自分がここに居ること自体がおかしい。
しかも、西涼に作造、という武将がいることも確認できた。
その作造があの作造なのであれば…少しずつ人の様子が代わりながら、同じ時間をグルグルと回っているのかもしれない。

もしかしたら。
中華…この世界に真の皇室が樹立し、恒久の平和が訪れるまで、何度でも。

それならそれで面白い。
まだただの仮説に過ぎないが…それでもいい。

少しは楽しめる。

部屋に戻ったインドカレーはボンヤリとそんなことを考えていた。

 (もし…そうだとしたら…みんなもこの世界にいるのかしら…?)
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プロフィール
HN:
よしぞー
年齢:
51
性別:
男性
誕生日:
1973/02/20
職業:
平社員
趣味:
飲酒/睡眠/飲食
自己紹介:
〇マイペースじゃないと生きて行けません。

〇基本的にインドア派。

〇でも酒とうまい食い物の為ならどこでも行きます。

〇ルックス、知識、経済力、運動神経全てママンの体内に置き忘れて産まれてしまいました。

〇いわゆる低学歴低身長低収入高脂肪。低スペック。

〇非モテ人生まっしぐら。

〇でも楽なので修正する気ゼロ。

〇オンライン推奨。

〇来世でがんばろう。
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