三ノ輪のラーメン。（４）

さて。

入り口をガラガラと開き、店に入る我々一行。

…？

やけに静か。昼時だってのに客が一組。
「いらっしゃいませ」の声もない。





社員Ａ「営業してる…よね？」





「イヒーヒヒヒ！」
突如響き渡る奇声。

全員が声の下方向を見る。





社員Ｂ「精神（以下自主規制）かよ…」




一同、なんか薄ら寒いものを感じる。
別にそういう方がどうだというわけではないが。





精神（以下自主規制）だけで（付き添いもなく）、一番混むはずの昼時に、駅近くのラーメン屋で奇声を発しているこの状況が飲み込めないだけだ。

ぶっちゃけて言うと、






コワイ。





コレに尽きる。




社員Ｃ「…出ようか」
社員Ｂ「そうっすね」

店員「あ、いらっしゃい」

社員Ｂ「座りましょう」
社員Ａ「…逃げられねぇ…」

客「ヒイイイィィィイイイヒヒヒ」

一同「…」

つづく