日刊よしぞーplus:日刊と銘打ってますが週2~3回の更新です。
孫権への将軍就任連絡に関してはカン沢がすべて取り計らってくれたおかげで、特に問題なく認められた。
最初の任務は大将軍作造からの依頼で、南海の事後処理であった。
南海で徴兵、費イ領である交趾を攻略することに成功した作造は徴兵後の治安回復のため、新任のインドカレーをその任務にあてたのである。
「それに合わせて、新たに部下を配属させる。よろしく頼む」
「かしこまりました」
「りさ☆、入れ」
「はい。りさ☆と申します( ´∀`)。インドカレー将軍、これからよろしくお願いします( ^-^)b」
扉を開き入ってきた女性はインドカレーの前でひざまずき、臣下の礼をとった。
りさ☆。38歳の女性士官。文武両道、の言葉は彼女のためにあるような言葉で、突出した力はないものの武にも智にも長けた武将である。
先般の戦でそのいぶし銀ともいえる活躍を作造に見出され、士官として取り立てられた、たたき上げの将である。
「こちらこそ、よろしくお願いします。私はまだ若輩者。いろいろご教授お願いします」
「よろしくお願いしますね( ^∀^)」
南海へ向かう道すがら。
インドカレーは今まであったことを思い出しながら物思いにふけっていた。
鈴央との戦いのこと。
楓緑葉のこと。
凌統の首をとり、母の仇を討ったこと。
カン沢が凌統とのことを咎めもしないこと。
すんなり将軍に就任したこと。
…鈴央と楓緑葉の件はともかく…
(この将軍就任劇…何か私の知らないところで力が働いている気がする…)
「何かお悩みですか?(?Д?)」
「りさ☆殿…」
(このりさ☆殿も大将軍からの推挙…何か知っているかも知れない…が…)
「あの…いや、なんでもないです」
「そうですか?」
(まあ、そう急くこともない。じっくり行こう)
「大都督」
「おお、とりゅふか。して、一通り終わったか?」
「ええ。問題なくインドカレーは将軍に就任いたしましたわ。カン沢を抱き込んだ甲斐があったというものです」
「人聞きの悪い。協力を要請した、といえ」
「失礼いたしました」
「とりあえずは順調か」
「はい。大将軍もインドカレー本人も気づいている様子はありません」
「楓緑葉と鈴央の二人はどうだ?」
「問題ありません」
「うむ。もし発覚すればこの呉が危ない。慎重に行こう」
「かしこまりました」
陸凱は下がれ、と手を振る。
(作造…)
孫権、作造、陸凱、とりゅふ、陸抗、カン沢、楓緑葉、鈴央、りさ☆、そしてインドカレー。
それぞれの思惑をはらみ、呉の運命は大きく動き始めようとしていた…。
最初の任務は大将軍作造からの依頼で、南海の事後処理であった。
南海で徴兵、費イ領である交趾を攻略することに成功した作造は徴兵後の治安回復のため、新任のインドカレーをその任務にあてたのである。
「それに合わせて、新たに部下を配属させる。よろしく頼む」
「かしこまりました」
「りさ☆、入れ」
「はい。りさ☆と申します( ´∀`)。インドカレー将軍、これからよろしくお願いします( ^-^)b」
扉を開き入ってきた女性はインドカレーの前でひざまずき、臣下の礼をとった。
りさ☆。38歳の女性士官。文武両道、の言葉は彼女のためにあるような言葉で、突出した力はないものの武にも智にも長けた武将である。
先般の戦でそのいぶし銀ともいえる活躍を作造に見出され、士官として取り立てられた、たたき上げの将である。
「こちらこそ、よろしくお願いします。私はまだ若輩者。いろいろご教授お願いします」
「よろしくお願いしますね( ^∀^)」
南海へ向かう道すがら。
インドカレーは今まであったことを思い出しながら物思いにふけっていた。
鈴央との戦いのこと。
楓緑葉のこと。
凌統の首をとり、母の仇を討ったこと。
カン沢が凌統とのことを咎めもしないこと。
すんなり将軍に就任したこと。
…鈴央と楓緑葉の件はともかく…
(この将軍就任劇…何か私の知らないところで力が働いている気がする…)
「何かお悩みですか?(?Д?)」
「りさ☆殿…」
(このりさ☆殿も大将軍からの推挙…何か知っているかも知れない…が…)
「あの…いや、なんでもないです」
「そうですか?」
(まあ、そう急くこともない。じっくり行こう)
「大都督」
「おお、とりゅふか。して、一通り終わったか?」
「ええ。問題なくインドカレーは将軍に就任いたしましたわ。カン沢を抱き込んだ甲斐があったというものです」
「人聞きの悪い。協力を要請した、といえ」
「失礼いたしました」
「とりあえずは順調か」
「はい。大将軍もインドカレー本人も気づいている様子はありません」
「楓緑葉と鈴央の二人はどうだ?」
「問題ありません」
「うむ。もし発覚すればこの呉が危ない。慎重に行こう」
「かしこまりました」
陸凱は下がれ、と手を振る。
(作造…)
孫権、作造、陸凱、とりゅふ、陸抗、カン沢、楓緑葉、鈴央、りさ☆、そしてインドカレー。
それぞれの思惑をはらみ、呉の運命は大きく動き始めようとしていた…。
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プロフィール
HN:
よしぞー
年齢:
52
HP:
性別:
男性
誕生日:
1973/02/20
職業:
派遣社員にジョブチェンジ
趣味:
飲酒/睡眠/飲食
自己紹介:
〇マイペースじゃないと生きて行けません。
〇基本的にインドア派。
〇でも酒とうまい食い物の為ならどこでも行きます。
〇ルックス、知識、経済力、運動神経全てママンの体内に置き忘れて産まれてしまいました。
〇いわゆる低学歴低身長低収入。低スペック。
〇非モテ人生まっしぐら。
〇オンライン推奨。
〇来世でがんばろう。
〇基本的にインドア派。
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