長い訓読みの漢字。

以前、こちらの記事で面白い訓読み（長い訓読み）の漢字をいくつか紹介しました。

で、訓読みは13文字の

（まつりのそなえもののかざり）

と

（ほねとかわとがはなれるおと）

のそれぞれ13文字が最高だと思ってました。
すいません、もっと長いのありました。

世の中広い。
っていうか日本人すげえ。

よしぞーです。

ではまず、上記と同じ13文字から。



読みは『やまのうえにひとがいるさま』。
山の上に人がいる様。
国字でしょうね、そのまんま。

続いて14文字。



読みは『くさきがちをはってはえている』。
草木が地を這って生えている。

春ともなれば、この丘にも。
大草原へと変わるのだ。

とか使うんでしょうか。
続いて15文字。



読みは『あしをぶらぶらさせてこしかける』。
足をぶらぶらさせて腰掛ける。
読みを知ってからこの字面を見ると、そう見えてくるから面白いですね。


「聞いてないよ！」
彼女はそう言いながらガードレールに。

使いどころが難しいですね。
続いて16文字。



読みは『ちゃをいれるときにうえにうくあわ』。
茶を淹れるときに上に浮く泡。
そんなもん漢字一文字にしなくてもいいような気がしますが、それ言っちゃうと全部そうですね。

昔の人にとっては、茶柱よりも泡の方が身近な存在だったのでしょう。
間違いない。

続いて17文字を３つ。


『ぎょくろのいろつやのすばらしいさま』
玉露の色艶の素晴らしい様。
まさにお茶は生活の一部！！
王が3つもあるから、とっても偉いんです。


『さいただけでまだふしをとらないたけ』
裂いただけでまだ節を取らない竹。
節を取ったらただの竹。
って事は『将=節』なのか。


『まっすぐにてんくうたかくとびあがる』
真っ直ぐ天空高く飛び上がる。
なんか厨二臭くていい感じですね、これ。
っていうかよく見たら羽虫かよ！


次は20文字。



『とらがひとをかもうとするときのうなりごえ』
虎が人を噛もうとする時の唸り声。
人限定だよ！
人以外、例えば鹿なんかだと普通に『虎が鹿を噛もうとする時の唸り声』って書いちゃう。


次、ラスト。
驚愕の33文字。

訓読み33文字の漢字ですよ！
よーく目をかっぴらいて見てくださいね！

これだ！







気になる読みは

『ものかげからきゅうにとびだしてひとをおどろかせるときにはっするこえ』
物陰から急に飛び出して人を驚かせるときに発する声。



ものかげからきゅうにとびだしてひとをおどろかせるときにはっするこえ！


わっ！
でいいじゃねーか！

っていうかちゃんと門の影に人隠れてるし！
それよりも漢字作っちゃうほど脅かしっこが流行ってたのかよ！！

なんかいろいろ言いたい事はあるけれど、まあ漢字って面白いね、ということで。