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劉備と諸葛誕に囲まれた激戦区、柴桑に移動。
大都督陸遜に直々の軍令を受けたためだ。

その移動の道中、寿春が曹丕、建業が諸葛誕によって落とされ、逆に孟獲領の南海を落としたという伝令が入る。
 「少々…厳しい状況ですな」
馬上でカン沢がうなる。
 「ふむ…しかし新たに抜擢された大将軍、作造殿が頑張っておられるから…大丈夫でしょう」
カン沢の前を行く凌統が答える。

呉では新参といってもいい、着任して間もない作造を大将軍に推したのは他でもない陸遜だった。
古参の、孫策の代から仕えている者たちは面白くないのも正直なところ。
そのことを知ってか知らずか常に最も戦の激しい所に現れ、時に先陣を、時にしんがりを務め、体を張って戦うその姿に、歴戦の将軍たちもしぶしぶながら彼が大将軍であることを認めたのだった。

 「どうです、インドカレー。作造大将軍は?」
 「…はい、立派な方だと思いますが…なぜそんなことを聞くのですか?」
 「…ふう。釣り書きをキチンと見ていないようですな。昨日渡した中に、大将軍のものもあったはずですぞ」
 「…一晩に20も30も釣り書きを見ていられません」
 「…そんなにありましたかな?」
 「これでも控えめに言ったつもりですが」
 「…少し数を減らしましょう」
 「そうしてくださるとありがたいですね」

 「二人とも。柴桑が見えてきましたぞ。大都督自らお出迎え下さっているみたいだ。インドカレー。粗相のないようにな」
 「わかっています」

柴桑の前に陣をはる陸遜は歴戦のつわもの凌統を高く評価していた。
そのため、自ら馬を駆って凌統軍を迎えたようだ。
 「インドカレーは大都督にお会いするのは初めてでしたか?」
 「ええ、初めてです。軍師殿」

 「よく参られた凌統将軍、カン沢軍師。お待ちしておりましたぞ」
 「大都督自らのお出迎え、恐縮です」
 「さあ、まずは城に入って長旅の疲れを癒してくだされ」
心地よい風に吹かれ、凌統たちは柴桑に入城した。
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非常に楽しみです♪
今日初めて読ませていただきました。この先が非常に楽しみですね(^O^)

今シナはマジで先がない展開で個人的にもワクワクしてます♪
馬超からの繋ぎの話は大したもんで私的には好きな展開でこれからどのような展開を迎えていくかも楽しみの一つです

良かったら楓緑葉も何らかの繋ぎ役で顔出したいですので使いどころれば使ってやって下さい^^ゞ♪
楓緑葉 2007/10/02 (Tue) 12:57 編集
Re:非常に楽しみです♪
読んでいただき、また、うれしい感想をありがとうございます。
早速出演させてしましました(^-^)
2007/10/02 (Tue) 21:16
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プロフィール
HN:
よしぞー
年齢:
51
性別:
男性
誕生日:
1973/02/20
職業:
平社員
趣味:
飲酒/睡眠/飲食
自己紹介:
〇マイペースじゃないと生きて行けません。

〇基本的にインドア派。

〇でも酒とうまい食い物の為ならどこでも行きます。

〇ルックス、知識、経済力、運動神経全てママンの体内に置き忘れて産まれてしまいました。

〇いわゆる低学歴低身長低収入高脂肪。低スペック。

〇非モテ人生まっしぐら。

〇でも楽なので修正する気ゼロ。

〇オンライン推奨。

〇来世でがんばろう。
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